EU離脱!
昨日は大変ショッキングなニュースが飛び込んで来ました。
イギリスが国民投票でEUから離脱という今後の世界経済に懸念を
抱くような大きなニュースでした。案の定、外国為替、円相場や平均
株価は大きく乱れ、イギリスに進出していたり輸出入で関連する日本の
企業には、新たに関税がかかるなどのこれまでとは違う状況が発生
したりと新たな対策が急務になります。
また、イギリスのキャメロン首相がこれまでの政策を推進し、昨年
5月の総選挙にて国民投票を公約に掲げてきた自らの責任を取るような
形で辞意を表明するなど急展開の様相を呈してきました。『辞意』という
形式での身の振り方に関しては、賛否両論あるのかも知れませんが、
しかしこの責任の取り方・潔さは…辞める気はない→第3者に委ねてます→
どうかオリンピックまで時間を下さい→都民の信用を失墜し、その都民の
代弁者である都議会で叩かれ説得されたから辞めます。。。と最後まで
ネチネチした問答に終始した、どこぞの知事とは大違いで、男らしくてすごく
清々しいと感じました。10月までに新しい首相を決めて行くようですが、
この国民投票には法的拘束力がなく、議会によって覆らせることができるとの
事のようで、キャメロン氏は『EUとの離脱交渉は新しい首相の下で始めるべきだ。
新しい首相が第50条を発動させ、公式且つ法的な離脱交渉を始める時期を決める
べきだと思う。』と明らかにしたそうです。1993年にEUに加盟した国が
離脱するのは初めてのことだそうで、イギリス国民にとってはEUに加盟以来
23年の歳月の中で、加盟したメリットを感じる人が少なかったという事に
なるのでしょう。今後のEU加盟国への様々な影響や世界経済への影響、
イギリスという国家の成り行きが注目されます。
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